履くだけでダイエット!と安易にうたわれることの多い加圧グッズですが、実はすべての人に効果があるというわけではありません!
今回は、実際に着圧タイツを着用している私の体験から、デメリットや安全性、そして本当に痩せられるのかについて包み隠さずお伝えします。

目次で先に確認する
着圧タイツで痩せる人と痩せない人の違い
着圧タイツは、特殊繊維が筋肉に段階的な圧力をかけて、自動的に筋トレ状態にすることで下半身のダイエットができるグッズです。
つまり、筋肉をつけることによってダイエット効果が見込める人でなければ効果はありません。
着圧タイツで痩せられる人
- 運動が苦手で、体に筋肉が少なく脂肪の多い人
- 加齢などが原因で、筋肉が落ちてしまっている人
- 洋ナシ体型で下半身に脂肪がついている人
- むくみがひどく、脚が太く見える人
「運動すれば痩せられるのはわかってるけど、辛い筋トレはしたくない」という人は着圧タイツで痩せることができます。
下半身ダイエットをしたいと思っている人のほとんどが着圧タイツで痩せられるタイプに当てはまると思います。
さらに、上半身に脂肪がつきやすいリンゴ体型の人よりも、下半身に脂肪がつきやすい洋ナシ体型の人にオススメ。
むくみにお悩みの人もばっちり効果が出ます。
むくみ解消に必要なのはポンプの役割をする加圧です。
リンパに沿って強圧編みが入っているので、自分でマッサージするより確実に老廃物を流してくれます。
着圧タイツで痩せづらい人
- 日常的に運動をしていて、体がすでに筋肉質な人
- 筋肉太りしている人
- 締め付けられる感じが苦手な人
すでに体に筋肉がしっかり付いている人は着圧タイツのダイエット効果が薄く、筋肉を刺激しても痩せることはありません。
ただし、アスリートが加圧グッズをつけたまま練習したりするように、筋肉量や基礎代謝アップには効果があります。
昔運動をしていたなどで筋肉が硬くなって脚が太い人も、着圧タイツによるダイエットは難しいかもしれません。
まずはマッサージで余分な筋肉を落とし、筋肉を柔らかくしてから脂肪を落としましょう。
また、締め付けられる感じが苦手な人も、継続が難しいので痩せることはできないと思います。
着圧タイツは、一般的な着圧ソックスなどの圧力を強くしたくらいですが、その感覚を「効いている感じが気持ちいい」と感じるか「落ち着かない」と感じるかは人それぞれです。
私は前者でした。
もともとタイツやスパッツが苦手な人は向かないと思います。
日常的に着圧タイツを着用することのデメリット
履くだけで基礎代謝が上がるというメリットがある代わりに、やはりデメリットもありました。
脱ぎ着しにくい
圧力をかけるように作られているため、着圧タイツ自体はとても細身です。
もちろんよく伸びるので問題なく履けますが、普通のタイツよりは着用に時間がかかります。
思ったよりしっかりした生地で、夏場が心配
着圧タイツはお尻から太もも、ふくらはぎにかけて圧力をかけるために特殊繊維がリンパの流れに沿ってがっちり編み込まれています。
そのため、私が思っていたよりは厚手の生地でした。
レギンス二枚重ねくらいの厚みです。
夏場は通気性の良いものを選んで購入する、あるいは自宅・職場など涼しい場所で着用する工夫が必要かもしれません。
細身のパンツの下に履くと太って見える
私は少し前に流行った薄くてよく伸びるスキニーパンツを愛用していたのですが、ぴっちりしたパンツの下に着圧タイツを履くと、少し太って見えます。
普通のジーンズの下に履くときは、補正下着効果があるのでむしろスタイルが良く見える気がします。
慣れるまでリラックスできない
はじめは着圧タイツを履いている間、完全にリラックスするのは難しいと思います。
私は一週間ほどで慣れましたが、最初はやっぱり「履いている感」が強くありました。
逆に、脱いだときの「解放された感」も結構ありました。
私の体験から感じたデメリットはこの5つくらいです。
また、安全性については正しい使い方をしている限り問題ありません。
履いてすぐに痩せないからと焦って、独自の使い方を試すのは危険です。
特に、以下の4点に注意してください。
- 眠っているときは着用しないこと
- 長時間同じ体勢を続けないこと
- 着圧タイツをまくり上げないこと
- 複数の加圧グッズを組み合わせて使わないこと
着圧タイツのしくみを知って効果の出る使い方をしよう
着圧タイツは、筋肉を刺激して基礎代謝を上げてくれます。
基礎代謝が上がっている状態で筋肉を動かすと、普段よりカロリー消費が大きくなり、その結果痩せるというしくみです。
効果の出る使い方は、とにかく履き続けて日常生活を送ること。
脂肪が燃焼しやすいベースができているので、階段の上り下りやウォーキングなど日常の動作がダイエットに変わります。
ただし、着圧タイツは続けることがとても大切です。
たとえ筋肉痛になっても、ちゃんと履き続ける覚悟が必要になります。
着圧タイツは加圧トレーニングより効果がない?
ちなみに、着圧タイツは加圧トレーニングより圧力設計が弱いから効果がないのでは?と考える人もいるようですが、それは誤解です。
着圧タイツと加圧トレーニングはどちらも同じように筋肉を刺激するトレーニングになりますが、厳密には少しだけ違います。
筋肉を引き締めたりダイエットをするなら、加圧トレーニングよりも着圧タイツの方が適していると言えます。
その理由は、筋肉の種類と運動の種類の違いにあります。
(1)筋肉の種類
筋肉には、速筋と遅筋という二つの種類があります。
速筋……瞬発的に大きな力を出せる非常事態用の筋肉です。筋肉を大きくしたい人・力をつけたい人はこちらを鍛えます。
遅筋……長い時間ゆっくり収縮できる筋肉で、通常の運動で使われます。筋肉を引き締めたい人はこちらを鍛えます。
加圧トレーニングが着圧タイツと違うのは、速筋が鍛えられる点です。
血流を強く圧迫することで無酸素運動状態になり、脳が非常事態だと錯覚して速筋を動かす命令を出します。
普段使わない筋肉を使うので、短時間で筋肉を大きくすることができるのです。
筋肉を大きくしたい人は、速筋を鍛える加圧トレーニングが効果的。
筋肉を引き締めたい人は、遅筋を鍛える着圧タイツが効果的ということになります。
(2)有酸素運動と無酸素運動
有酸素運動……エネルギー源に酸素を使う通常の運動で、体に蓄積された脂肪を燃料とします。
無酸素運動……非常事態にエネルギー源に酸素を使わない運動で、糖を燃料とします。
脂肪を落としてダイエットしたい人は、有酸素運動の着圧タイツが効果的ということになります。
着圧タイツの効果と安全性、デメリットまとめ
- 筋肉を鍛えて基礎代謝を上げるグッズだから、すでに筋肉質な人は痩せない。
- 脱ぎ着のしにくさ、生地の厚さなどのデメリットもある。
- 正しい使い方をしていれば安全性は問題なし。
- 効果が出るまで着圧タイツを履き続けることが大切。
着圧タイツは誰でも痩せる魔法のアイテムではありません。
でも、正しく使えば運動嫌いの人の強い味方になるダイエットグッズです。
メリットとデメリットをしっかり理解し、最新科学の力を借りて確実に理想のスタイルを手に入れましょう。
女性用おすすめ着圧タイツや加圧レギンス
着圧レギンス【スラライン】

- 特殊パワースパイラルラインでリンパの流れを促進
- 銀イオン配合生地で臭いケア
- ゲルマニウム・チタン配合特殊繊維で代謝サポート
- 独自の5段階加圧機能で段階着圧
- 下半身全体加圧トータル引き締めサポート
エクスラリアプレミアム
DRC株式会社によって2018年4月に有用性評価試験も実施されており、効果、安全面において信用できる着圧タイツです。
今流行りの美尻効果や骨盤ケアにも対応しており、ミスユニバース沖縄大会の公式商品で、多くの芸能人も愛用している着圧タイツになります。
もちろんウェスト、ヒップ、ふくらはぎなど、しっかり自分に合ったサイズを選べるよう記載されています。

お試しの単品購入から、お得なセット購入まで選べるのも初めての人におすすめです。
私も愛用しているので、近々使用感などレビュー記事にしたいと思っています。
もし着圧タイツに興味ある方はお試しで購入することをおすすめします。
痩せる?痩せない?エクスラリアプレミアムの口コミをコスパや履き方まで徹底解析
リンパマッサージセルライトスパッツ

楽天ダイエット部門でもNo.1を獲得し、多くの芸能人やモデルさんも愛用してるリンパマッサージセルライトスパッツ。
猫背や下半身太りに悩んでいる、産後の骨盤の開きからくる脚のむくみ、たるんだヒップラインがイヤだという人におすすめです!
14日間履いたら、驚きの美脚!?【リンパマッサージセルライトスパッツ】
ビーナスボーテ
ビーナスボーテは初めて着圧タイツを着用する人や締め付け感が苦手な人でも抵抗なく継続できるショーツ型の着圧タイツになります。
特徴としては、骨盤を正しい位置に戻すことで、ぽっこりお腹やキュッとしたヒップライン、下半身のむくみ解消を目的としています。
実際に私も購入し着用しています。
よりおすすめしたい具体例なども記事にしていますので、気になる方は参考にしてください。
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